第1回スピリチュアルな身体観
こんにちは、ホリスティックセラピストのVictorです!
皆さんは日々の生活の中で、「なんとなく体調がすぐれない」、「心が重く感じる」、「体調不良を繰り返している」、「病院に行っても原因がわからない」といった経験はありませんか?
医者からはしばしば、「様子を見ましょう」や「この薬を試してみてください」と言われますが、根本的な解決には至らず、症状は改善されないことも少なくありません。
問題の解決が難しい場合、その原因は肉体ではなくエネルギーレベルにある可能性が考えられます。
この記事では、スピリチュアルな視点から新たな身体観を理解し、その上で健康観と病気観を深め、最終的にはスピリチュアルなケアによって健康を取り戻す方法を探ります。
この記事は次のような人におすすめ!
- ボディーウェルビーイングの基礎を理解し、日常生活に活かしたい方
- ストレスを感じやすく、それによる身体的な不調を改善したい方
- フィジカルだけでなく、エネルギーボディーにも関心を持ち、その健康を追求したい方
- スピリチュアルな実践に興味があり、日々のセルフケアに取り入れたい方
この3回に分けて掲載されるシリーズは、ボディーウェルビーイングに関して、初心者に理解しやすいように、必要な情報を包括的に提供します。
理論から実践、深い理解に至るまで、段階的に学んでいきます。
ぜひ最後までご一読いただき、豊かなホリスティックヘルスの世界へと踏み出しましょう。
目次
1. ボディーウェルビーイングとは
ボディーウェルビーイングは、私たちの生活の質(QOL)を大きく左右する要素です。健康的な身体は、活力ある毎日を送るための基盤となります。
単に病気がない状態を超えた、心身ともに健康でバランスの取れた生活を送ることを意味します。
これには、フィジカルボディー(肉体)だけでなく、エネルギーボディー(霊体)の健康も含まれるため、私たちのウェルビーイングは目に見えないエネルギーの流れにも深く依存しています。
健康を総合的に捉え、ボディー(肉体・霊体)、マインド(精神・感情)、そしてスピリット(霊性)の調和を目指すことが、真のボディーウェルビーイングの実現への鍵です。
1.1 フィジカルボディーの機能概要
人体は、頭部、胴体、四肢に分かれ、皮膚が保護や温度調節、感覚受容などの機能を担います。
内部には骨格、筋肉、内臓があり、これらは密接に連携しています。
主要な元素は酸素、炭素、水素、窒素であり、細胞が組織や器官を形成します。
運動器系、循環器系、神経系、内臓系、感覚器系、外皮系などがあり、それぞれが特定の機能を果たします。例えば、呼吸器は酸素取り込みと二酸化炭素排出を担当し、神経系は情報伝達と体の制御を行います。
これらの系統は互いに連携し、健康を維持し、機能を実行します。
体の構造と機能を理解することは健康管理や病気の予防・治療に不可欠です。
2. ホリスティック医学とは何か
2.1 現代医学の限界とホリスティック医学の登場
現代医学(西洋医学)は著しい進歩を遂げ、数多くの病気に対する効果的な治療法を提供してきましたが、そのアプローチには限界があると多くの専門家や研究者から指摘されています。
主に物質主義的な視点から症状を抑える対症療法に重点を置いており、これが病気の根本原因の解決をしばしば見逃す結果となっています。
特に、薬物療法の依存は患者に薬剤依存や副作用のリスクをもたらし、ステロイドや免疫抑制剤の使用によって免疫機能の低下などの新たな健康問題を招くことがあります。
また、現代医学は多くの疾患に対して根治療法を提供できず、患者は長期にわたる症状管理や治療を強いられることが多いです。
この治療アプローチは、患者の生活の質に重大な影響を与えることがあります。さらに、患者の心理的、社会的、環境的な側面を十分に考慮しないため、全体的な健康とウェルビーイングが見過ごされる傾向にあります。
エビデンスベースの医療も重要ですが、研究のサンプルサイズや基準の設定によって結果が変わる場合があり、その限界も認識されています。
これに対して、より全人的なアプローチを取り入れるホリスティック医学などが注目されています。このアプローチは、身体だけでなく心や精神の健康も考慮し、病気の根本原因に対処することを目指しています。
2.2 現代医学とホリスティック医学の違い
現代医学は、体の特定の部分の異常を病気と捉え、それを直すことに焦点を当てています。
一方、ホリスティック医学は、心と体のバランスを健康と見なし、病気を全体の調和が乱れたサインとして捉えます。
西洋医学が「病気を治す」ことに注力するのに対し、ホリスティック医学は「人を治す」こと、即ち自然治療力を引き出し、個々の健康状態に合わせたバランスの取れた治療を重視します。
下記は現代西洋医学とホリスティック医学の簡易比較表です。
特徴 | 現代医学 | ホリスティック医学 |
---|---|---|
健康の定義 | 体の異常がなければ健康 | 健康は心・体・霊のバランス |
対象 | 病気の部分だけを見る | 全体の調和を大切にする |
健康観 | 病気か健康かに二分する | 人それぞれ健康状態は違う |
治療観 | 病気の部分を直す | 自然治療力を引き出す |
人体観 | 体を機械みたいに考える | 心と体はつながっている |
病気への対応 | 病気は敵 | 病気は生き方の改善のチャンス |
2.3 ホリスティック医学の特徴と課題
ホリスティック医学は、人を「心、体、霊」の三位一体として捉えることにその本質があります。
この考え方は古代の東洋医学から引き継がれ、現代においても新たな健康観として再評価されています。
ホリスティック医学では、病気は生活全体を見直す機会とみなし、ストレス管理や食生活の改善を含む全体的な生活改善が健康回復の鍵とされます。
これは、現代医学の唯物主義的アプローチと対立し、人間の健康を多面的に理解する新しい視点を提供します。
しかし、ホリスティック医学の挑戦は、その理論の基盤となる「ホリスティック性」の共通認識が専門家間で確立されていないことにあります。
人間の身体構造における霊的要素をどう扱うかについての意見の相違は、理論の発展において大きな障害となっています。
これを乗り越え、ホリスティック医学を体系づけるためには、心、体、霊の統一された視点に基づく健康観・治療観を形成する必要があります。
このプロセスにおいて、人類に新たな霊的知識をもたらしたのが、スピリチュアリズムです。
3. スピリチュアルな新たな身体観(エネルギーボディー)
3.1 エネルギーボディー(霊体)とは?
私たちの身体は、ただ肉体だけで構成されているわけではありません。目に見えない、もう一つの重要な要素として、霊体があります。
この霊体は、私たちがこの世を去った後も存続し、霊界でさまざまな活動を続ける根源です。
一般的には「死」を物理的な終わりと捉えがちですが、スピリチュアリズムは死後も霊的な生命が続くことを示しています。
霊体からは、肉体と同様にエネルギーが放出されており、一般的にオーラとして知られています。
オーラは私たちの健康状態、感情、精神的な状態、過去のカルマ、そして個性を映し出す鏡です。霊能者はその形を認識することができます。
この霊体を通じて霊的進化が促され、身体的な病気や不調も霊的なバランスからケアすることができると考えられています。
このため、肉体の健康だけでなく、霊体の浄化やバランスを保つことが、全体的な健康維持には不可欠です。
3.2 肉体と霊体の二重構造とシルバーコード(中間体)
私たちは肉体と霊体の二重構造から成り立っています。
肉体と霊体をつなぐ重要な役割を果たすのが「中間体」であり、生命が続いている間、これら二つは「シルバーコード」という伸縮自在の紐で結ばれています。
日本では古来から「霊の緒(魂の緒)」と呼ばれてきました。死とは、このシルバーコードが切れ、肉体と霊体が分離する瞬間を意味します。
これは、日本の医学的な死の定義(心肺停止・呼吸停止・瞳孔散大)とは異なる、スピリチュアリズム独自の見解です。
シルバーコードは霊体と肉体の結合を保ち、エネルギーの交流を可能にします。
このコードが存在することで、人間が睡眠中に夢や幽体離脱の体験をし、霊的な成長を遂げる手段となっていると言われています。
このため、Cenit Lightでは、睡眠は肉体の回復だけでなく、霊的な成長にも不可欠であるとして、質の高い睡眠を推奨しています。
実際にシルバーコードは複数存在しますが、特に太い2本のものが重要視されます。一本は頭部(松果体)に、もう一本はお腹に接続されており、これらが肉体と霊体の強固な結合を支え、私たちの生命エネルギーの流れを保っています。
3.3 ヨガ・神智学の身体観
ヨガと神智学は、スピリチュアリズム同様、肉体とは別に霊体が存在すると考えます。
ヨガでは、人間は小宇宙とみなし、「粗大身(Gross Body)、微細身(Subtle Body)、原因身(Causal Body)の3つで構成されていると考えます。
粗大身は物質的な肉体を、微細身はエネルギーの流れやチャクラを、原因身は人間の最も根源的な存在を指します。
これらは死によって段階的に脱ぎ捨てられ、最終的には原因身だけが宇宙に帰るとされます。従って、ヨガでは2つの霊体があるとします。
神智学では、宇宙と人間を7つの異なる界層や身体から成るものと捉え、これらすべてが精密に連動していると考えます。
しかし、スピリチュアリズムは、このような複数の霊的身体の概念は、実際には神智学創始者の創作に過ぎず、霊界からの具体的な情報に基づいていないと批判しています。
スピリチュアリズムは、人間が単一の霊体を持ち、それが死後の世界でさまざまな界層を霊性レベルに基づいて経験するという観点を持ち、これは霊界の無限のグラデーションに対応可能な単一の霊体が存在するという合理的な見解として提示されます。
ヨーガと神智学が提案する複雑で多層的な身体観は、霊的な探求の多様性を示していますが、スピリチュアリズムはこれらの概念をより単純化し、霊体と肉体の直接的な関係性に焦点を当てることで、霊的な存在と物質的な存在の統合を図ることを目指しています。
これらの思想間の相違は、霊的探求の道における多様な解釈と理解の幅を示していますが、根本的な目的は、人間の本質的な霊性への理解と進化にあります。
3.4 チャクラ・ナディの理解とスピリチュアリズムの見解
霊体を理解する上で、チャクラやナディの概念は避けて通れません。ヨガでは、生命エネルギー(プラーナ)がチャクラ(霊的エネルギーセンター)を通り、ナディ(エネルギーの通り道)を流れると考えられています。
特に7つの主要チャクラはよく知られていますが、文献によってはその数が異なる(3~114)とされ、これが霊的器官の正確性に疑問を投げかけます。
スピリチュアリズムでは、チャクラやナディを霊的器官とは認めず、チャクラは単に肉体と霊体の接点と見なされます。
特に、2本のシルバーコードが存在し、これが霊能者によって霊的エネルギーの出口と誤解されてきたと指摘されます。
スピリチュアリズムでは、これらを肉体と霊体が接触する点として強調し、架空の霊的器官ではなく、より直接的な接触点に注目します。
ナディの存在についても、文献によってその数が膨大(72,000〜350,000)に及ぶとされるなど、一貫性が見られません。
スピリチュアリズムでは、霊体内のエネルギー循環は物理的な通路を介して行われるわけではなく、エネルギーが霊体を瞬間的に満たす形で行われると捉えられます。ナディもチャクラと同様、実際には存在しないという立場を取ります。
ヨガや神智学の身体観は多くの人に指示されていますが、宗派や文献によって解釈が異なるため、鵜呑みにすることはお勧めしません。
Cenit Lightはスピリチュアリズムの教えに基づいており、その核心には高級霊からの通信を通じて得られた深い霊的知識があります。
この高級霊界からのメッセージは、世界トップクラスの科学者たちの監督下での実験を通して、その真実性が検証され、霊界との通信であることが科学的に証明されています。
しかし、これらの知識や情報をどのように受け入れ、信じるかは、最終的には各個人の理解と自身でのさらなる探求によって決まります。
4. スピリチュアリズムとは
スピリチュアリズムは、地球上の人類の霊的進化を促す運動です。この運動の核心は、霊的真理の啓蒙と人々に霊的成長の道を提供することにあります。
地球に横行する利己主義や物質主義は、根本的に「霊的無知」から生じており、スピリチュアリズムはこの無知を解消し、霊性を基軸にした新たな世界観を築くことを目指しています。
この運動において、霊界の高級霊たちが人類の精神的成長をサポートし、魂の救済を追求しています。
スピリチュアリズムの教えは、人生は一度限りではなく、死後も私たちの霊的旅は続くということを強調します。
これにより、「自分さえ良ければいい」という考えを超え、他者への奉仕と共感を促します。
この運動は、科学的な方法により霊魂の存在を証明し、霊的な知識を人類にもたらし、人々が一人ひとりが霊であるという自覚を持ち、他者への貢献を通じて霊的成長を目指すことを奨励しています。
スピリチュアリズムは、人類史上まれに見る霊的知識を提供し、霊性改革を目的としています。
それは地球上における霊的浄化を進め、神の愛を中心とする霊的な大家族を実現することで、人類の霊的無知を克服し、より良い世界を築くための努力です。
まとめ
今回は、スピリチュアルな視点から新たな身体観の理解を深めました。
以下に、この記事の主要なポイントを振り返ります。
ボディーウェルビーイングとは何か
- 定義: ボディーウェルビーイングは、フィジカルボディー(肉体)とエネルギーボディー(霊体)の健康を含む。
- 重要性:生活の質を大きく左右する要素で、心身のバランスと健康を総合的に促進することを意味する。
ホリスティック医学とは何か
- 現代医学の限界: 物質主義に基づく症状の対症療法に重点を置き、根本原因の解決に至らない場合が多い。
- 健康の定義の違い: 現代医学は体の異常の有無、ホリスティック医学は心体霊のバランスに基づく。
- 治療の焦点: 現代医学は病気の部分の治療に注力、ホリスティック医学は自然治療力の活用と全体の調和を重視。
- 病気への対応: 現代医学は病気を敵とみなし、ホリスティック医学では病気は生き方の改善チャンスと捉える。
- 理論の確立の挑戦: 「ホリスティック性」の共通認識の欠如と、霊的要素の扱いに関する専門家間の意見の相違がある。
スピリチュアルな新たな身体観(エネルギーボディー)
- 肉体以外に、目に見えない霊体が存在し、死後も生命は続く。
- 霊体から放出されるエネルギー(オーラ)は健康状態や感情を反映。
- 霊体の健康が全体的な健康維持に重要。
- 肉体と霊体はシルバーコードで結ばれており、死はこのコードが切れること。
- シルバーコードは霊体と肉体の結合を保ち、エネルギー交流を促す。
- 睡眠は肉体と霊的成長の両方に不可欠。
- ヨガと神智学は複数の霊体概念を持つが、スピリチュアリズムは一つの霊体を提案する。
- チャクラとナディの概念について、スピリチュアリズムはその存在を否定し、霊体と肉体の接触点を強調する。
スピリチュアリズムとは
- スピリチュアリズムの目的: 人類の霊的進化を促進し、霊性に基づく新しい世界観を提案する。
- 主な教え: 人生は死後も続くとし、他者への奉仕と共感を強調。
- 影響と目標: 霊的自覚を深め、地球の霊的浄化を通じてより良い世界を目指す。
第2回の記事では、「スピリチュアルな健康観と病気観」に焦点を当て、スピリチュアル目線で健康を保つ秘訣や、病気とは何か、なぜ病気になるのか、について紹介します。
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